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2026年9月20日(日)のおすすめトピック

7本 / この日のページ

GPT-4.1で退院サマリの入院経過を下書きする機能の導入効果を調べた論文。

  • 入院成人8,298人の内科入院を対象に、導入前後で退院サマリの編集時間(作成から署名まで)を比較した観察研究
  • 導入前後の編集時間に有意差なし(6.60分 vs 6.28分、p=0.11)。AI使用例は9.20分 vs 4.93分と長く、調整後で32%増(p<0.001)
  • 教員評価では質が高く害の可能性が低い一方で簡潔さは劣った。医師36人中31人(86.1%)は効率が上がったと回答

出典:Appl Clin Inform / Evaluation of a Large Language Model Discharge Summary Hospital Course Tool: Improved Quality but Longer Documentation Time.

サトシサトシ
時間は短くならず、体感だけ効率的というズレが面白いです。質が上がるなら、時間の使い方の設計が次の論点ですね。

時系列の電子カルテ情報をLLMに読ませて慢性腎臓病を診断できるか調べた論文。

  • 中国・渭南の電子カルテから成人29,963人を抽出し、2,300人の臨床ヴィネットをDeepSeekに入力して診断させた
  • 1か月分のデータで精度87.0%、AUC 0.921、感度89.1%、特異度86.8%。1年分では感度92.2%、早期腎障害の検出率52.6%
  • F1スコアは0.579にとどまった。診断名は診療録由来で、前向きの検証ではない

出典:BMJ Health Care Inform / Leveraging time-series electronic health records with large language models for chronic kidney disease diagnosis in primary care.

サトシサトシ
F1が低めなのは有病率の影響もありそうです。プライマリ・ケアで使うなら、偽陽性の扱いが気になります。

診療記録からLLMで抽出した移動機能の評価が、救急受診や入院と関連するか調べた論文。

  • Mayo Clinic Study of Agingの60歳以上2,994人を対象に、2022年の診療録からLLMで移動機能障害を判定し、2023年の転帰と比較した
  • 3領域以上に障害がある群は、救急受診(調整オッズ比2.18)と入院(同2.35)が多かった。全死亡との有意な関連は見られなかった
  • 対象は1つの地域コホートで、著者は前向き検証と臨床での有用性の評価が必要としている

出典:J Am Geriatr Soc / Association Between Large Language Model-Derived Mobility Functional Status Assessment and Clinical Outcomes.

サトシサトシ
カルテに埋もれた機能情報を拾えるのは魅力です。ただ、拾えても何に使うかが決まっていないと活きにくいですね。

小腸クローン病の粘膜治癒をCT enterographyのラジオミクスとCRPで評価するモデルを検証した論文。

  • 生物学的製剤の治療後の患者206人(訓練114、内部検証50、外部42)と前向き20人で、CTEラジオミクスとCRPを組み合わせたモデルを作成した
  • マルチモーダルモデルのAUCは内部検証0.860、外部検証0.842で、CRP単独のモデルを有意に上回った(P<0.05)
  • ラジオミクス単独の前向きコホートのAUCは0.824。前向きの症例数は20人と少ない

出典:J Imaging Inform Med / An Explainable Multimodal Model for Assessing Mucosal Healing in Small Bowel Crohn's Disease: A Multicenter Study with Prospective Validation.

サトシサトシ
内視鏡を繰り返さずに済むなら患者さんの負担は減りそうです。前向き20人なので、まだ手応えを見る段階でしょうか。

肝腫瘍のセグメンテーションでSegment Anything Modelを改良したMED-SAMを提案した論文。

  • 2D半教師あり学習にMedical SAM Adapter、対照的多様体正則化、YOLOによる自動プロンプトを組み合わせた手法
  • MSD Challengeデータで腫瘍Diceは93.26%(nnU-Net基線は62.77%)。ラベル付きは271ボリュームのうち81(30%)だけを使用した
  • アノテーション時間は29.0%短縮(97.8秒から69.4秒)。ただし同一評価者、25スライスの小規模な予備検討

出典:Artif Intell Med / Adaptation of Segment Anything Model enhanced by contrastive-manifold-regularised SSL and YOLO prompting for liver tumour segmentation.

サトシサトシ
ラベルが少なくても高いDiceが出るのは心強いです。臨床現場での検証はこれからなので、続報を見たいところです。

電子カルテのCEホールディングスのTOB成立と上場廃止の見込みについて、日本経済新聞が報じました。

  • 投資ファンドの日本企業成長投資(NIC)が8月6日から9月17日にTOBを実施し、買い付け価格は1株1650円。応募は762万4702株で、買い付け予定数の下限376万8300株を上回った
  • 杉本会長からの買い付け分と合わせ、SPCの議決権割合は54.42%。CEHDは東証スタンダードと札幌証券取引所から上場廃止となる見込み
  • 同社は短期的な業績にとらわれず、ヘルスケア分野でテクノロジーを活用した事業を加速させる方針と報じている

出典:日本経済新聞 / 電子カルテのCEHD、TOB成立で上場廃止へ

サトシサトシ
電子カルテ大手が非上場になる動きです。導入側としては、今後の開発方針や価格の動きが気になるところですね。

古川俊治デジタル相が就任会見で医療分野のAI活用や医療データ制度に触れたことについて、日経クロステックが報じました。

  • 古川氏は医師と弁護士の経験に触れ、AI活用の成果が期待される分野として医療を挙げた
  • 医療等情報の利活用に関する内閣府の検討会は次世代医療基盤法の改正を視野に議論中で、9月中の取りまとめを目指すと説明した
  • 政府は法改正が必要な場合、2027年の通常国会への法案提出を目指すとしている

出典:日経クロステック / 古川デジタル相、医師・弁護士経験生かし「人に優しいデジタル社会」目指す

サトシサトシ
医療データの利活用は、法改正の時期が見えてきました。現場や事業者が動くのは取りまとめの中身次第ですね。

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