ウェアラブル・PHR

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リリース ウェアラブル・PHR 注目 2026-09-15

高血圧の相談LINE「だぱん」がAIによる能動的な声かけと血圧写真からの記録機能を追加したという発表。

  • ユーザー主導だった対話に加え、友だち追加後の経過や反応に応じてAIが個別に声かけする機能を追加した
  • 血圧の数値や写真を送ると前回記録と比較できる機能を新設し、文字入力なしで記録・振り返りができるようにした
  • だぱん自体は医療機器ではなく、診断や治療の判断には使えない一般情報ツールだとリリース内で明記されている

出典:株式会社CureApp / 高血圧お役立ちLINE「だぱん」が進化。AIが能動的に声かけ、写真を送るだけで血圧の記録・振り返りが可能に

サトシサトシ
治療アプリで薬事承認まで取っている会社の無料ツールというのがCureAppらしい入口の作り方だ

腹部がんの化学放射線療法中にmHealthを用いた多職種リハビリ介入を行ったランダム化第II相試験という論文。

  • 中国の多施設で腹部がん患者111例を、専用アプリと心拍ウェアラブルを使う多職種リハビリ群と標準治療群に1対1で無作為割付した
  • 主要評価項目の握力は介入群が標準治療群より治療終了時点で平均4.87kg高く(95%CI 3.36-6.38、P<.001)、有意差を認めた
  • 体重や骨格筋量の維持など副次評価項目も良好だったが、非盲検・腫瘍種の異質性を伴う探索的な結果で、第III相での検証が必要とされた

出典:J Med Internet Res / Multidisciplinary mHealth Rehabilitation for Patients With Abdominal Cancer Who Are Receiving Chemoradiotherapy: Randomized Phase II Trial.

サトシサトシ
点滴と放射線だけでなく、そこにアプリと運動指導を組み合わせる発想は消化器の現場でも参考になります。

入院中の内科患者33人でFitbit Sense 2の心拍・歩数・睡眠の妥当性を検証したという論文。

  • トロントの大学病院で内科入院患者33人を対象に、24時間分のFitbitデータを基準機器(Nox T3s、StepWatch)と比較した
  • 心拍数は基準機器と高い一致度を示した一方(ICC0.998)、歩数は1時間あたり平均29.4歩過大評価だった(ICC0.64)
  • 睡眠や酸素飽和度の一致度は低く、酸素飽和度データは41%の患者でしか取得できなかった

出典:Int J Med Inform / Fitbit Sense 2 in hospitalized general medicine patients: A pilot study assessing feasibility and validity of specific measures.

サトシサトシ
病棟でのバイタル自動収集は魅力的ですが、指標によって精度がバラバラな点は導入前に押さえておきたいです。
リリース ウェアラブル・PHR 注目 2026-09-02

スマートフォンで睡眠・生活リズムを自動記録する「心想計」が正式サービスを開始したという発表。

  • 睡眠専門医と共同開発したアプリで、スマホの情報から睡眠や活動を自動推定し、手書きの睡眠日誌に代わる生活リズム表として可視化する
  • 基本機能は無料、過去履歴を無制限に閲覧できる有料版は月額500円で、2026年8月17日に正式サービスを開始した
  • 睡眠外来での試用・評価を経ての正式版移行で、診断・治療を目的とするものではないと明記されている

出典:株式会社ツリーベル / 睡眠・生活リズムを自動で推定・可視化するアプリ「心想計®」正式サービス開始

サトシサトシ
睡眠日誌の手入力がなくなるだけで続けやすさは変わります。外来での生活状況の把握に使えるかもしれません。

中国のオフィスワーカーがデジタル体重管理プラットフォームで6種の食事法を自己選択した際の短期BMI変化を調べたという論文。

  • 2024年9〜10月に中国のオンライン体重管理プラットフォームを使う18〜60歳のオフィスワーカー5066人(94.2%が女性)を対象に、食事パターン別のBMI変化を解析した
  • 16:8時間制限食で平均-0.46、フレキシタリアン食で-1.06など複数の群でBMIの有意な減少がみられ、群間差も有意だった(ANCOVA F=3.648、P=0.003)
  • 追跡期間の中央値は19日と短く、食事法の選択も参加者の自己選択によるため、著者らは比較有効性の証拠ではなく観察的な関連と位置づけている

出典:Digit Health / Short-term BMI changes associated with self-selected weight-control dietary patterns among Chinese office-based adults using a digital health platform: An exploratory real-world observational study.

サトシサトシ
食事法を選べるアプリで短期でも体重が動くのは良い材料ですが、追跡が19日ではまだ様子見という印象です。

入院中の糖尿病患者に持続血糖モニターの閾値アラートを追加したところ、目標血糖範囲内時間が有意に改善したという論文。

  • 三次医療機関で入院中の糖尿病患者533人を、アラートなし・閾値アラートあり・閾値+予測アラートありの3群に無作為割付したRCT
  • 目標範囲内時間は閾値アラート群で75.1%、アラートなし群で71.2%と有意に高く(p=0.04)、予測アラートの上乗せ効果は見られなかった
  • 改善幅は3.9ポイントと小さく、低血糖の時間には差がなく、効果は主に高血糖の抑制に限られた

出典:JAMA Netw Open / Threshold and Predictive Alerts of Continuous Glucose Monitoring and Glycemic Control in Hospitalized Adults With Diabetes: A Randomized Clinical Trial.

サトシサトシ
予測アラートを足しても変わらなかったというのが正直な結果。シンプルな閾値アラートで十分という可能性を示しています

更年期セルフケアアプリ「JoyHer Pro」の実現可能性を検証した研究がDigital Health誌に掲載されたという発表。

  • 京都大学病院産科婦人科と共同で、更年期症状のある45〜55歳の女性91人を対象に、アプリを6か月間利用してもらう前向き研究を行った
  • 追跡率96%で、更年期症状スコア(sQACS)の中央値は開始前33から3か月後27、6か月後26へ改善したとしている
  • 対照群を置かない実現可能性・予備的効果の検証であり、症状改善がアプリ単独の効果かは今回の設計では切り分けられない

出典:YStory / YStory、更年期女性に寄り添うセルフケアアプリ「JoyHer Pro」の研究成果が学術誌「Digital Health」に掲載

サトシサトシ
対照群なしの数字だけを見て効いたと言うにはまだ早いが、追跡率96%という継続率の高さは素直に評価していい