2026年8月31日(月)の Dose

7本(リリース4・論文3)

リリース その他 注目

LINEで面会予約から入退室までを完結できる施設向けサービス「KAKERU 面会予約」の提供を始めたという発表。

  • 介護・医療施設向けに、代理人がLINE公式アカウントで24時間365日面会予約・変更・キャンセルを行える機能を提供する
  • 予約日にはスマートロック「RemoteLOCK」と連携した入室用QRコードと暗証番号をLINEで自動送付し、非接触で入室できる。初期費用50万円、月額3万円(いずれも税抜)とした
  • 面会終了5分前の自動リマインドや、月カレンダー形式の予約管理・CSV出力など施設側の管理機能もあわせて提供する

出典:株式会社ミライク / LINEで完結!施設向け面会予約・スマートロック連携サービス「KAKERU 面会予約」を提供開始

サトシサトシ
面会予約の電話対応が減るのは現場にとって助かる話です。価格も明快で導入しやすそうだと感じました。
リリース 規制・実装・医療政策 注目

2026年度診療報酬改定に対応した外来データ提出加算向けクラウドサービスを全国のクリニック向けに本格展開するという発表。

  • レセコン連携やレセプト(UKEファイル)の取り込みにより外来様式1(FF1)の作成を支援するクラウドサービスで、現役の開業医が自院運用をもとに開発した
  • 充実管理加算や2026年度版の外来データ提出加算など5種のモードに対応し、料金は月額4,980円(税抜)、契約月は無料とした
  • 電子カルテやレセコンを置き換えるものではなく、既存の運用に乗せて提出業務のみをクラウド化する位置づけとしている

出典:メディトク株式会社 / 【2026年度改定対応】現役開業医が開発、外来データ提出の作成負担を軽減するクラウドサービスを本格展開

サトシサトシ
月4,980円は現実的な価格設定だと思います。加算の種類が増えるほどこうしたサービスの需要は増えそうです。

米国MIMIC-IVの26万人超のデータで、物質使用障害患者の診療記録の非専門的な表現とその後の紹介行動の関連をLLM併用NLPで調べたという論文。

  • 米国MIMIC-IVデータベースから2008〜2019年に救急・ICUに入院した成人26万347人を対象に解析した。うち31.5%が物質使用障害(SUD)患者だった
  • SUD患者の診療記録では非専門的な表現の使用率が72%と、非SUD患者の52%より高く、行動医学紹介の増加と有意に関連した(調整オッズ比1.54、p<0.001)
  • ルールベースNLPにGPT-4など3種のLLMで語彙を拡張し専門家が妥当性を確認したモデルで、検出のF値はベースラインの0.89から0.91に改善した

出典:Digit Health / When documentation follows the patient: Unprofessional language and behavioral health referrals in substance use disorder - a retrospective cohort study using LLM-augmented natural language processing.

サトシサトシ
診療記録の言葉選び一つで紹介行動まで変わるという結果、カルテ記載の癖は自分にもあるので気をつけたいです。

英オックスフォードシャーの社会的ケア記録2万7590人分を機械学習で解析し、入院や死亡を予測できるか調べたという論文。

  • 英オックスフォードシャーで社会的ケアを受ける成人の記録2万7590人分(地域の対象者の約9割相当)を用いて、入院・死亡・ケアプラン変更の3つの予測モデルを開発した
  • 入院と全死亡はAUROCが最大0.893とおおむね良好な精度で予測できた一方、ケアプランの変更予測は精度がばらつき、より難しいことが分かった
  • 事後解析ではケアニーズの高まりが臨床的な悪化より先に現れる傾向がみられ、非臨床データを使った予測の実現可能性を示した

出典:Npj Health Syst / Anticipating health and care trajectories from routinely collected social care records.

サトシサトシ
臨床情報が無くても介護記録だけでここまで予測できるのは面白い。日本で同じことができる基盤があるかは別問題だと思う。

オンライン診療アプリ「みてねコールドクター」が千葉県の一部地域で処方薬の当日配送サービスを始めたという発表。

  • 対象は流山市・柏市・松戸市など千葉県内14市。オンライン診療後、連携薬局から処方薬を配送する仕組みで、東京・神奈川全域、大阪・愛知の一部に続く対応地域となる
  • 配送料は最速便が880円(税込、最短当日)、通常便が250円(税込、最短翌日)で、最速便は16時までの服薬指導完了が条件とした
  • 最速便には1日あたりの対応上限があり、上限に達した場合は受付を停止するとしている

出典:株式会社コールドクター / オンライン診療アプリ「みてねコールドクター」、千葉県の一部地域で処方薬当日配送サービスの提供を開始

サトシサトシ
地域を一つずつ広げるやり方は地味だが、オンライン診療で完結する体験には薬の受け取りが最後のボトルネックだと思う。
リリース 電子カルテ・記録業務 注目

病院向け生成AIサービス「OPTiM AIホスピタル」が、機能を一覧できるダッシュボードや出力根拠を確認できる機能を追加したという発表。

  • 電子カルテと連携し医師・看護師の文書作成や情報抽出を支援する既存サービスの更新で、複数機能を一画面から呼び出せるダッシュボードを新たに搭載した
  • AIの要約・回答が電子カルテのどの情報を根拠にしたかを画面上で確認できる「情報源の表示」機能を追加し、ボイスレコーダーAI要約の収録上限も30分から60分に延ばした
  • ver.3.0のハイブリッドAI構成、ver.3.1の申し送り支援機能に続く更新で、多職種が複数機能を使い分ける利用実態を踏まえた機能拡充としている

出典:株式会社オプティム / 病院向け生成AIサービス「OPTiM AI ホスピタル」ver.3.2提供開始

サトシサトシ
根拠を確認できる機能は現場での信頼感につながりそうです。ボイスレコーダーの上限延長も地味に助かる改善だと思います。

中国のオフィスワーカーがデジタル体重管理プラットフォームで6種の食事法を自己選択した際の短期BMI変化を調べたという論文。

  • 2024年9〜10月に中国のオンライン体重管理プラットフォームを使う18〜60歳のオフィスワーカー5066人(94.2%が女性)を対象に、食事パターン別のBMI変化を解析した
  • 16:8時間制限食で平均-0.46、フレキシタリアン食で-1.06など複数の群でBMIの有意な減少がみられ、群間差も有意だった(ANCOVA F=3.648、P=0.003)
  • 追跡期間の中央値は19日と短く、食事法の選択も参加者の自己選択によるため、著者らは比較有効性の証拠ではなく観察的な関連と位置づけている

出典:Digit Health / Short-term BMI changes associated with self-selected weight-control dietary patterns among Chinese office-based adults using a digital health platform: An exploratory real-world observational study.

サトシサトシ
食事法を選べるアプリで短期でも体重が動くのは良い材料ですが、追跡が19日ではまだ様子見という印象です。